日本で江戸時代幕末のごく短期間に、鹿児島の薩摩藩によってつくられ、大きく発展をとげた |
美術工芸品(カットグラス)。1846年 島津家27代 薩摩藩主 島津斉興による薬品に耐えるガラス器から始まり、 |
日本で最初の化学技術を導入した洋式の工場群「集成館」で、1851年 名君島津家28代 藩主 島津斉彬の指揮のもと |
より作られたもの。 |
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薩摩切子が作られた目的 − 島津家による 「集成館事業 」という、日本を豊かな国にしようとする |
近代化事業の一環の中で作られ、海外交易の品としての目的で作られた。 |
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薩摩切子の特徴 − 無色透明ガラスの外側に色ガラスを厚く被せ、外側表面の色ガラスを、最大で5段階の彫りの深さで |
削って加工(カット=切子)を施し、「薩摩ぼかし」 といわれるグラデーションを醸し出すように |
加飾表現している事が最大の特徴です。 |
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【新薩摩切子】 (鹿児島於)
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鹿児島で制作されている華麗な美術工芸品 (カットグラス = 切子ガラス)。
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○ 復元 薩摩切子 |
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1985年より古薩摩切子を復元した切子ガラス。(特徴 ― 古薩摩切子同。 当時のものに準ずるデザイン・形状) |
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○ 創作 薩摩切子 |
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1985年より古薩摩切子と同じ技法 (透明ガラスに色ガラスを厚く被せてカット) を用いて、古薩摩切子に |
使用されている文様に新しい幾何学文様などを組み合わせデザインし、創作した切子ガラス。 |
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(特徴)− ・ 古薩摩切子と同様、表面の色ガラスを最大で5つ段階の彫りの深さで削って切子で表現し、薩摩ぼかしといわれるグラデーションが特徴 |
・ 新しい創作デザイン |
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